フィボナッチ数列というのをご存知でしょうか?
これは、
1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377, 610, 987, 1597, 2584, 4181, 6765, 10946,・・・・・ という数列になります。
この数字には次の数列式があてはまります。
A(n+1)=A(n)+A(n-1)
要は、2つ前の数字の和が、次の数字になるというものです。
1+1=2、1+2=3、2+3=5、3+5=8、8+13=21・・・ という具合です。
さらに、1つ前の数字との商を求めると、
限りなく1.618に近づいていきます。
式で表すと{lim(n→∞)A(n+1)÷A(n)=1.618}になります。
つまり、フィボナッチ数列の隣り合う2つの数字は、1:1.618という関係に収束していきます。
この1:1.618を黄金比といいます。
黄金比は、巻貝や植物の葉の並び方、さらにはピラミッドなどの建造物にも、使われているのだそうです。
まさに、自然の芸術です。
前置きが長くなりましたが、この黄金比を用いて、相場の転換点を求める夢のような方法があります。
【フィボナッチ・リトレースメント】
フィボナッチ・リトレースメントとは、目標価格を推測する方法で、安値と高値から戻りを計算します。 計算は簡単で高値から安値を引き、その変動幅の38%、50%、62%が押し目買いのポイントと予測するものです。 トレンドの勢いが強い場合は38%、勢いが弱い場合には62%、半値戻しの50%となります。
【フィボナッチ・タイム・リトレースメント】
ある相場で、天井@(または底)と、次の天井A(底)の間の日数を求めます。
たとえば、その日数が10日間だったとします。
10 10×1.618=16.18
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@ A B
それに黄金比をかけます。そうすると、10×1.618=16.18となります。
この16.18を天井Aから延長すると、Bになります。
このBが相場の転換日というわけです。転換日とは、
・上昇(下降)していた相場が、反転する日
・BOX相場だったのが、上昇(下落)相場に移る日
という解釈ができます。
ラリー・ウィリアムズによると、この方法は日足だけでなく、分、時間、日、週、月、年どれをとってもあてはまるのだそうです。
伝説の相場師ギャンは、相場は宇宙であると説いています。相場も自然の法則を受けているのであれば、このフィボナッチの予測法も十分ありうる話だと思います。
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