それは投資期間と分析データ期間を一致させることです。
例えばデイトレーダーにとって、週足や月足といった長期のチャートは、特例(レートが例えば過去10年の安値や高値付近にある場合など)を除いては何の意味も価値もありません。
逆に長期投資家なら少なくとも過去5年、あるいは10年のチャートを確認した上で、現在の水準を判断すべきなのです。
⇒
・USD/JPY :10/24 90.82 − 11/20 93.59 とここまでは下値を切り上げ
・が、日足で見るとわかりやすいが、上値も(きれいに)(直線状に)切り下げ
・= 三角保合を形成中 → エネルギー充填中
・EUR/JPY : 先週ENDの週足十字線示現に、今週の陽線を期待したが...
・かろうじて安値の更新はなかったが、7月後半からの大きな下落に対する調整が入るようにも、上昇するようにもみえない。
・前回ナイアガラ間は3週だったが、今回はすでに5週経過。 → ここからの大きな下落確率は低下中?
・AUD/JPY : 基本上記EUR/JPYと同じ
・RBAによる実弾、市場介入があるため、多少安心感あり。
・ZAR/JPY : 基本上記EUR/JPYと同じ
・今週はめずらしくボラティリティの小さい週で、マーケットサイズによるレートのトビも少。落ち着いてきた感あり。
・下2通貨ペアは、先週安値を更新したNZD/JPY、GBP/JPY。
・前記4通貨に比べ弱くみえるが、フォーメーションは一応反転を示す。
・クロス円をこれらが引きずるのか、ドル/円の90円割れか、ファンダメンタルズ要因か、要人のサプライズか?
・いずれにしても来週安値の攻防がないことを祈る。
・すべて2008年度の日足
・底打ちの形に見えるものも...
・Citiの反発も手前から長期に見るとこんなもん...
・チャート上過去最高値は13.7 、安値は5.6
・2001年の急上昇と今回を比較すると
・形状、
・ピーク時のMAとの乖離幅が4、
・ボリンジャーバンド・エクスパンジョン後の異常な幅、
・MACD(12,26,9)も大きな数字で似たようなレベル。
フェデラル・ファンド(FF)先物は織込み度が低下。株式市場が反発したこともあり、12月FOMCでの75bp利下げの織込み度は32.0%から22.0%に低下している。(注;織り込み度のパーセンテージ表示は、先物での数字)
FF先物08年12月限 0.440% 前日比+0.050%
高値 0.495%
安値 0.395%
1.00%据え置きとする織り込み度 0.0%
0.75%とする利下げ織り込み度 0.0%
0.50%とする利下げ織り込み度 78.0%
0.25%とする利下げ織り込み度 22.0%
FF先物09年01月限 0.445% 前日比+0.025
高値 0.490%
安値 0.420%
1.00%据え置きとする織り込み度 0.0%
0.75%とする利下げ織り込み度 3.1%
0.50%とする利下げ織り込み度 75.8%
0.25%とする利下げ織り込み度 21.1%
・各国株式市場の動向
・「ビッグ3の救済案」関連報道
・FOMCが緊急利下げ?
・米大手銀行の合併?
・各国中銀の介入
・原油先物相場
・金融市場の監視機能の強化
・証券化商品に甘い格付けをした格付け会社を含め、金融機関の規制強化
・国際通貨基金(IMF)などの国際金融機関が潤沢な資金を確保できるようにする支援措置
・今週月曜の上窓空きスタートもすぐに閉じ、その後は一方的な下落。
・も、水曜、木曜と60円ちょうどで3度もサポート?されたことにより、本日早朝の上昇に。
・これは、介入で底堅い、割れないことを確認した投機筋の途転(ドテン)と、ショートポジのストップを巻き込んだ動き。
・少し長めで見ても、55.11を割り込まなかったこと(ポンド/円がヤバかったが)は、安値切り上げというトレンド転換のサインとして意識されそう。
・1h足なら同時に示したMACDのGC、DCレベルを意識したサインでスイングもおススメ。
・ボラティリティが大きい時期、ストップは一般的なものでリミット欲張っても十分ワークする。
・フィボナッチリトレースメント 169.91 - 113.62 でみると、
・38.2%:135.12 、 50%:141.76 、 61.8%:148.41 という計算結果となり、
・それぞれがこの3ヶ月の下落の中で、重要なチャートポイントと重なる。
・単純に高値を切り上げるのか、安値を再度更新していくのかに注目しているが、
・-20%前後の異常値?で横ばいのMA200乖離率をみても、
・投機筋のショートカバーや投資家心理、11/15まで待機中?の長期ロングポジ、年末の円ロングの調整があるとすれば、
・この下落が2番底である可能性が高いと思われる。
日) 10月景気ウォッチャー・現状DIは22.6、予想より弱い
米) オバマ氏、ブッシュ大統領に米自動車業界の即時支援を支持するよう要請
中) 中国のCPI(消費者物価指数)が4.0%と1年5ケ月ぶりの低水準
豪) 10月企業景況感指数は-29、前回の-8を大幅に下回り統計開始以来で過去最低を記録
中) 中国、6000億ドル規模の景気刺激策
米) 米ファニーメイ過去最大の損失を計上
米) 米政府、AIGに追加支援策を決定
欧) トリシェECB総裁「12月の利下げ」を言明?
・ユーロバブルの崩壊
・7月半ば以降の下落率は対ドルで20%、対円で25%に達した。
・BOE、ECBが追加利下げに踏み切る公算大
・2009年度はポーランド、ハンガリー以外0.2%以下(スペインはマイナス)
・VOLVO、M.BENZ、BMW等ユーロ安の恩恵もあるが、それ以上に需要の落ち込みが大きい。
・以前から注目してきましたトレンドライン(2007年高値251.09 - 2007年10月241.36 の2点を結ぶ線)で本年7月最終週に反転(赤丸)
・それまでサポートとして機能してきたチャネルラインで1ヶ月程度もみあった後ハードブレイク(こう見ると直線もいけてます)
・ご存知のように139.00円まで急降下
・下ヒゲ2本の底値サインを点灯させ、先週は大き目の陽線引け
・ボリンジャーバンドは、240-125と極限まで?拡大しているが、アッパーBBに反転のサインも見てとれる(青丸)
・250円から見たときのフィボナッチリトレースメントは、38.2%レベルでも182円とまだまだはるか上
・すんなりチャネルラインあたりまで戻してくれると再開できるのだが
MF)
・歴史的ともいえるクロス円を中心とする大幅な急落から一転、巻き戻しの週となった
・ドル/円の戻しは9円(先週つけた最安値90.87円→99.70円)
・クロス円も、ユーロ/円:113.60円→131円、ポンド/円:139円→165円 という大幅な反発
・最初に戻しのきっかけとなったのは日銀の利下げ観測 → NYダウは889ドルと大幅な上昇に現れる → 連れてクロス円も大きく上昇し始める (良循環)
・翌日のFOMCでの0.5%利下げの発表 → ユーロやポンドなどがドルに対し上昇に転じ → クロス円全体に波及
YS)
・今回の大相場は、過去の法則が通じない、経験則を超えた異常事態 → 「最大相場」
・10月に入ってからの動きは記録づくめ。その中で通貨のバリュエーションの劇的な調整も進行中
・これまでの上がりすぎに対する調整にしては下がり過ぎ
・本来なら1−2年もかかるはずの異常状態の正常化や、異常から逆の異常へのシフトが、たった数ヶ月で起こっている