主に経済において、将来的に資本(生産能力)を増加させるために、現在の資本を投じる活動を指す。
どのような形態の投資においても、不確実性(リスク)が伴う。一般に、投資による期待収益率(リターン)が高い場合、リスクも高まる。
■金融における投資
金融における投資は、投じたお金が経済活動に使われることによって得ら
れる利益を、資金提供の見返りとして受け取ること。
例えば、証券(株式、債券等)購入を通じて提供されたお金で、企業が工場を増設して利益をあげ、その利益が企業価値の増大によるキャピタルゲインや配当として、投資家に還元される場合が該当する。 不動産に対する投資も、売買相手の損失によって儲けるのではなく、購入資産の利用によって儲けることを期待する場合は、投資とみなすことができる。高いリターンを目的に、より高いリスクを取る投資のことを、投機と呼ぶ。
一方で、売買主体のリターンの合計が必ず0かマイナスになる対象への行為はギャンブルと呼ばれる。例としては、宝くじ、公営競技、パチンコなどが挙げられる。
■経済学における投資
経済学における投資は、資本(生産手段)を増加させることを指す。資本形成ともよばれる。
例えば、設備投資や公共投資が挙げられる。これらの投資は、民間資本や社会資本を増加させ、経済の生産力を向上させる。また同時に生産設備などの投資財(財を生み出すための財)を需要することでもあり、合わせて乗数効果による需要拡張効果も持つ。つまり、投資は供給力を増加させ、同時に需要も増加させる(投資の二重性)。
■機関投資家
企業体で投資を行っている大口の投資家を指す。個人投資家と異なり、動かす金額も大きく、金融市場に占める存在感は常に大きい。
※ ちなみに個人投資家(こじんとうしか)は、機関投資家の対語
出典: フリー百科事典『Wikipedia』
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