【日本】株安と円高の相関

為替取引は、2国間通貨の相対取引(一方が買われると言う事は他方が売られている)なので、すべての通貨が同時に高くなったり安くなったりすることはありません。この点が株との大きな違いです。


この点をふまえ、現在起こっている世界同時株安と円高の相関性についてですが、
ひとつは「日本が世界最大級の債権国である」ということが挙げられると思います。
また今回に限っては「サブプライム関連の損失が相対的に少ない」こともそのひとつでしょう。
(偶然とは思いますが、必要以上にリスクを嫌う、取らさない金融法の...失われた10年の恩恵ですね。)


これは、このような世界的な景気減速が起こっているときに、円が選好される理由にもなっていると思います。
が、経済指標というのは前期や前年比で見ますので、数字的にはいつかは良くなります。
さらに、米ドルが他通貨に対して安いことは、米国の輸出にプラスに働きますし、インフレ抑制を捨ててこれまで米国がとってきた急激な金利の引き下げは、いずれは住宅や設備の需要を押し上げます。
(景気はサイクルを持って循環します。)


逆に日本は(上記プラス材料以外は)、歴史的に見ても類を見ないスピードで高齢化社会を迎えており、少子化も相まって人口が毎年100万人規模で減少していきます。
さらにもともと資源に乏しい国であることに加え、食料自給率の低さは先進国でも突出しており、このような特殊事情は今後も簡単には変えられません。


日本の物価上昇・インフレが目立ってくるか、
他国の景気・経済指標が上向いてきたときが怖いですね。

2008.09.22 12:00

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この記事へのコメント
百万人って人口の約1%ですね。いまの日本の経済成長率なんてほぼ相殺されるんじゃ(-.-;)。
あとバブル崩壊は実は18〜25歳人口のピークが過ぎたからという説もあります。20年後が恐ろしいです。
Posted by こう at 2008年09月25日 00:41
資源に乏しい日本にとって、善良かつ勤勉な国民こそ最大の資源であったはず。  これからも続くであろうエネルギー資源や鉱物資源、食料の高騰は、昨年からの円高で相殺されているだけです。  もうそろそろ円高も限界、そうなるととんでもないインフレに見舞われますし、その兆候はもうあるような...
Posted by W2C at 2008年09月25日 15:22
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