予想外の利下げサプライズを受け、それほど大きなものではないが、現状 ZAR売り優勢。
ちなみに南アMPC委員「利下げは全会一致ではなく賛成多数」での決定だった模様。
【関連記事】出所:FX-Wave
電力公社による電気料金引き上げや賃金上昇を受け、市場は据え置きを予想してたため、サプライズな結果。SARBによる利下げは、2008年12月から6回目。
ムボウェニSARB総裁が「4-6月期もマイナス成長の可能性が高い」と発言したように、1-3月期国内総生産(GDP)が前期比年率-6.4%と17年ぶりの景気後退を示した後、18日発表の4-6月期GDPも同-3.2%とマイナス成長をたどる見通し。6月製造業生産も同-17.1%と大幅な低下を示しており、景気下振れリスクは根強い。また6月の消費者物価指数は前年同月比+6.9%と1年10ヵ月ぶりの水準に低下。インフレ圧力が緩和するなか、SARBは労働組合から利下げ圧力を受けることもあり景気のテコ入れが必要と判断したようだ。次回の金融政策決定会合は9月22日に予定されている。
2009.08.14 1:00
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