ドル/円相場の歴史 (スミソニアン合意)

ニクソン・ショック以後、主要国通貨は固定相場制を離脱し、変動相場制ないし二重相場制(固定相場制と変動相場制の併用)に移行したが、変動相場制は暫定的な措置であり、平価の調整を伴ったうえで再び固定相場制に復帰することが考えられていました。

1971年12月スミソニアン会議において、ドルの金平価切り下げと主要国通貨の対ドル・レートの調整が合意されました。円の対ドル変動幅は308円へと切り上げられ、変動幅は上下2.25%すなわち314円93銭から301円70銭の間を維持することになりました。

1971年に発足したスミソニアン体制は、発足後半年にして早くもポンドが投機的な売りを浴びて変動相場制に移行するなど試練を迎えました。その後の国際通貨情勢は、やや小康を保っていましたが、米国の大幅な貿易赤字を背景に、米ドルに対する不信がつのり、1973年に入ると、再び世界的な通貨危機が発生しました。

イタリア・リラが二重相場制に移行したことをきっかけに、米ドルの売りが活発化しました。このような状況に対して米国は同年2月にドルの10%再切り下げを実施しました。しかし、それでもドル不信感は沈静化せず、主要各国は、為替相場の完全変動性に移行し、これ以後は完全変動相場となりました。

出典:FX museum


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