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【MT4 OnlyLong+OnlyShort vs. Long&Short】
W2C-Clipperユーザーの多くが、Long&Short(ノーマル)稼働に加え、あるいは単独で OnlyLong+OnlyShort の両建て稼働を実践されているものと想像します。
ノーマルと両建て、、、どちらが有利である等の議論に明確な解はありませんが、今回の円安相場を例にこれらについて示します。
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本年1月からの各テスト結果を下にアップしました。
Long&Short (=ノーマル稼働)

https://sites.google.com/site/w2cclipper/20120101-0413_longshort
OnlyShort

https://sites.google.com/site/w2cclipper/20120101-0413_short
OnlyLong

https://sites.google.com/site/w2cclipper/20120101-0413_long
ノーマル稼働の初手ショートエントリーが77円処であるのに対し、OnlyShortのエントリーは最安値付近の76.1円。
エントリーの違いによりリミットも異なるため、これが今回の80.3までの下押しでスクエアになったノーマル稼働との差となっています。(ちなみにOnlyLongは相場の流れに沿って利確を繰り返します。)
以前、ノーマル稼働に比べ両建て稼働にリスク低減(=パフォーマンス向上: http://w2c.seesaa.net/article/210948373.html )効果が期待できるとしましたが、今回はその補足記事となります。本EAの性格上、場面によってはリスク(損失)とリワード(収益)が様々入れ替わる場合もあるということです。
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また、稀な例ではありますが、2010年6月〜行ったバックテスト結果を示します。
Long&Short (=ノーマル稼働) 0.03
https://sites.google.com/site/w2cclipper/longshort201006
OnlyLong 0.03
https://sites.google.com/site/w2cclipper/long201006_003
ノーマル稼働では既報の通り長期に掴まることもなく利益を積み上げます。
それに対して OnlyLong設定においては、1万ドル0.03ロット(スタンダード設定相当)では、2011年震災の影響による急落であえなくロスカットとなってしまいます。
OnlyLong 0.01
https://sites.google.com/site/w2cclipper/long201006_001
1万ドルOnlyLong 0.01ロット(セーフティ設定) では、ロスカットレベルまではまだ十分な余裕がありますが、2年近く掴まった状態で未だ利食い待ちです。
上記は、両建てが常に有利であることに反するデータとなります。
これから訪れる未来にも、ピンポイントでこのようなタイミングの悪いエントリーポイントと稼働条件は ”多数” 存在するはずです。
繰り返しになりますが、これらに対抗する手段は単純に「リスクを抑えること」に尽きます。
「エントリーポイントを様々なタイミングに分割しランダムウォークに適応すること」、
さらには「OnlyLong+OnlyShort(両建て)稼働に加え、Long&Short(ノーマル)稼働も用いること」も、これら対策となろうかと考えます。
既報の「W2Cクリッパーを人一倍活用する方法」も併せて参照ください。
2012.04.25

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