基本的にFX業者の収益源は、
・手数料収入と、
・スワップ金利の一部
ですが、中には、
・カバーディールや、
・自己売買
によって大きな収益を上げている業者もあります。
これ自体は決して悪いことではなく、むしろ顧客の取引条件の改善という観点から見れば推奨できることですが、
世界に目を向けると証券会社の行き過ぎた自己売買による破綻は枚挙にいとまがなく、本来は個人投資家の補完的業務が主のはずです。
儲かっているときは問題ありませんが、巨額な損失を計上するかもしれないという意識が薄れているとしたら非常に危険なことです。
ex.1 デイトレードに関して手数料無料
デイトレ用口座を通常の口座と分けるものと、ポジションを持つときにデイトレを宣言するパターンがあります。
いずれもスワップは付与されないため、これが業者の利益となります。
また当然ですが、大きな含み損を抱えている場合でも、次の日にポジションを持ち越すことはできず自動的に約定され、損失は確定されます。
ex.2 常に手数料無料
高レバレッジと組み合わせて提示する業者が多く、それによって預託証拠金のアベレージは低下し、反して口座数と取引回数が増大するため、システムの負荷が重くなります。これにより肝心なときに取引できないという、通常では考慮する必要のないリスクまで負うことになります。
顧客数が多いため基本的にサポートが無く、顧客のロスカット(証拠金不足)率が非常に高いのも事実です。基本的にスプレッドを調節して利益を上げます。