【南ア】経済状況(1)

南ア経済は、19世紀後半にダイヤモンド、金が発見されて以降、鉱業主導で成長し、これによって蓄積された資本を原資として製造業及び金融業が発展していたが、近年ではかつての主力産業であった鉱業(1990年の対GDP比9.7%)の比率が減少を続けている一方、金融保険(1990年の対GDP比は14.5%)の割合が拡大している。



2006年のGDP部門別内訳は、第一次産業10.58%(農林水産業2.72%、鉱業・採石7.86%)、第二次産業23%(製造業18.23%、電気・水道・ガス2.2%、建設業2.57%)、第三次産業66.42%(卸売・小売・宿泊 13.94%、輸送・倉庫・通信 9.48%、金融・保険・不動産 22.3%)であり、先進国同様、南ア経済は第三次産業の割合が高くなっている(66.42%)。南アフリカが先進国並みの産業構成を得たのは、金やダイヤモンドの輸出による富による発展という面と同時に、アパルトヘイト時代に経済制裁を受けたことにより、輸入代替産業の発展が促進されたことは歴史の皮肉である。





貿易構造は依然として一次産品依存型であり、鉱物資源輸出への依存が依然として高い。製造業も多岐にわたり、鉄道車両、合成燃料、採掘機器・機械の分野では世界有数である。近年は自動車の輸出を増加させるなど多様化をはかりつつある。なお、輸入では先進国からの機械類の比率が高い。2002年よりの資源価格高は、鉱物資源輸出への依存が高い南アフリカ経済には結果として追い風となっており、ヨハネスブルグ証券取引所TOP40株価指数も資源関連株中心に右肩上がりの上昇している。また、外貨準備高もこの動きに合わせて増加を辿り、国としての有事対応能力を確実に付けつつあることが伺える。











2000年と比較して、現在の金価格はおよそ2.5倍近辺、CRB商品指数は1.4倍となっている。またヨハネスブルグ証券取引所のTOP40株価指数は3.8倍となっており、資源価格の高騰が南アフリカ経済を潤したことが伺える。また、資源関連以外では、自動車輸出額は1998年と比較しておおよそ8倍の額となっている。波はあるものの着実な増加傾向にある。ダイムラー(ベンツ)、BMW、フォルクスワーゲンなどのドイツの自動車メーカーの組み立て基地となっており、特に対日輸出においては、品目別でプラチナに次いで2位となっている。また、トヨタ自動車、日産自動車も南アフリカにおいて自動車組み立て工場を展開している。
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