【南ア】経済状況(2)

1997−1998年には内需の縮小と世界経済の低迷の影響から南ア経済は停滞したが、1999年に入ると景気は回復し始めた。しかし、2002年以降、南ア経済は高インフレ率に起因する、高金利とランド高に苦しみ、成長率は鈍化傾向。南ア準備銀行は2003年に5.5%の利下げを実施し、プライムレートも11%まで下落したが、ランド高(1ドル=6〜7ランド)は是正されず、輸出産業の業績悪化により、経済成長率は低下した。





しかし、景気の低迷は、2003年第2四半期で底を打ち、その後金融政策の大幅な緩和もあり、内需が回復し、2004年の経済成長率は、4.8%となった。ムベキ大統領は2005年2月の施政方針演説において、経済成長目標(10年以降6%台の経済成長、14年までに失業率を半減すること)を達成するための「経済成長加速化戦略(ASGISA)」の策定に言及した。ASGISAでは、成長の阻害要因として熟練労働者不足、高い輸送費用等を指摘し、その解決策として教育・能力開発やインフラ整備などを挙げた。2005年の経済成長率は5.1%となった。2006年3月には、2010年以降経済成長6%を達成し、2014年までに失業率を半減させることを目標とする経済成長加速化戦略(ASGISA)及び同戦略達成に不可欠な人材獲得のための、人材資源育成イニシアティブを策定・公表 した。直近の2006年の経済成長は5.0%を達成。2年連続して5%台の成長を達成するに至る。







南アフリカ準備銀行(SARB)は2000年よりインフレターゲティング政策を採用している。2002年11月からはCPIX(南アフリカのインフレ指数 CPIから金融商品を除いたもの)の上昇率が3〜6%の範囲に収まるように金融政策を運営している。2002年後半に11%台となっていたインフレ率はその後、ターゲットレンジ内に収まっている。南アフリカは安定した物価の下での高成長率を目指している。

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