@事業者倒産リスク
外国為替証拠金取引サービスを実際に行っている事業者が倒産することで、顧客が事業者名義で預託した資金までもが凍結され倒産処理に併合されるリスクです。
完全に資金分離保管がされていないとリスクが高まります。また保管が厳密に行われていても、倒産時にはポジションを決済しなければいけない状況も予想され、含み損が確定するリスクがあり得ます。
A資金管理先金融機関破綻リスク
一般的に顧客資金は主に銀行で保管されていますが、最悪の事態はその銀行が破綻し顧客資金が凍結され、場合によっては多くの資金が回収できないことが予想されます。事業者が保管先と指定している金融機関の信用度を確認するなどの方法が有効です。
ただし、2005年の法改正以降、つまり現存するFX企業は、次頁に示す「改正金融先物取引法」の厳しい規制をくぐり抜けた、(金融庁の“ふるい”に掛けられ生き残った)健全な企業であるため、今ではそれほど問題視されなくなってきました。