香港ドルは1985年以来米ドルと連動(ペッグ)している通貨です。ペッグ制とは、貿易規模が小さな国が、自国の通貨を貿易において結びつきの強い国の通貨と連動させさせて投資や貿易を円滑に行う為に採用する制度です。
ドルペッグ制には、相場維持のためにアメリカの金利政策に追随する為、自国の景気動向・金利政策に関わらずインフレやデフレを、招く傾向にあります。
香港では中央銀行が存在しない為、香港上海銀行、スタンダードチャータード銀行、中国銀行の3行が独自に紙幣を発行しています。
中国はWTO(世界貿易機構)に加盟したからには、固定相場制から変動相場制への移行をしなくてはなりませんが、移行時期と、為替水準が注目を集めています。
香港ドルは人民元と一体化した通貨ですので、人民元が変動相場制に移行すれば香港にも大きな影響を与える事になります。
通貨のアルファベット表示はHKDです。
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