あれから1ヶ月

2010年の衝撃に備えよ。

 暑さがひときわ厳しかった8月のお盆の時期、世界の株式市場と為替市場は大きく動揺しました。
アメリカのサブプライムローン(低所得者向け住宅ローン)の焦げ付きを発端に世界的な信用不安が広まったことが原因です。
ちょうどお盆休みで市場参加者が少なかったということもありますが、日本も含めて世界中の株が大幅に下落しました。
また、いわゆる「円キャリートレード」(低金利の日本円で資金を調達し、それを高金利の外貨など高収益が期待できるものに投資する手法)の巻き戻しにより、為替も大きく円高に振れました。

 アメリカの経済規模と比べればごく一部にすぎないサブプライムローンが、これほどまでに大きな信用不安をもたらしたのにはわけがあります。
サブプライムローンの債権は証券化されて世界中に散らばってしまっています。そのため、誰がどの程度の打撃を受けているのか、その全容の把握が困難になってしまっているのです。その結果、不安が不安を呼び世界の株式市場の暴落を招いたというわけです。

 リスクの全容がつかめないままに各国の中央銀行が市場に多額の資金供給をしたことも、かえって市場の不安感を増幅させました。中でもヨーロッパでは、ドイツのIKB産業銀行がサブプライム関連の損失を出し、また、フランスのBNPパリバが傘下の3つのファンドを凍結するなど混乱が広がり、ECB(ヨーロッパ中央銀行)は連日のように資金供給を実施しました。

 今回のサブプライムローン問題には非常に複雑化した金融の状況が見られますが、その本質はバブルの形成とその崩壊にあるといえます。人間は、賢いように見えて同じ失敗を幾度となくくり返しているのです。
1929年の世界恐慌以降で見ても、バブルは世界のいたる所で形成され、その度に弾けています。

 今回の市場の混乱は、より大きなバブル崩壊の前兆にすぎないと私は見ています。世界を見渡すと、世界の不動産市場にしても中国の株式市場にしても、依然としてバブルは膨張を続けています。
これらのバブルが崩壊するのはおそらく2010年頃でしょう。そのときの世界経済への影響力は、今回の混乱の比ではないほどに強力なものになるでしょう。



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Tracked: 2008-11-27 09:55