米ドルの厄日

昨日は、米ドル(以下ドル)にとって厄日であった。
ユーロドルはとうとう1.4000の壁を突破して急上昇(=ドルが急落)、特にファンダメンタルズ的な理由もなくテクニカルのみで売られた。

景気後退観測やサウジアラビアのドルペッグ廃止等、色々後付理由はあるようだが...(笑)


また、ドルカナダも1.0000を達成。これは実に1976年以来の31年ぶりとのこと。
米ドルとカナダドルの価値が等価になった。
カナダドル高の要因は史上最高値更新を続ける原油価格と堅調なファンダメンタルズであろう。(中国のバブルが崩壊するまでは大丈夫!?)


密かにドルスイスも下値更新、1.8000の鉄板ラインを切って急降下。
また、ドルランドも7.0000割れ(ドル安南ア高)が目前に迫っており、今週、ドルにとっては節目(試練)の週となった。




追記)
9/20パリティー(=1.0000)を割り込んだドル/カナダは、現在のところ、そのままその水準付近で推移しているが、両国のファンダメンタルズを比較分析すると、当分はカナダドルの追い風が強そうだ。カナダのフラハティ財務相が「急激な上昇は製造業に悪影響」としながらも、通貨高自体には懸念を表明しなかった事も理由に。ここからは0.9000が目処となる。

2007.09.21 13:00
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