以下簡単の為、GBP/JPYを取り上げレポートするが、
2006年からの伸びが急激に見える全てのクロス円ペアに対する警告も含む。
確率は極めて低い話であるとは思うが、少しでも皆さんのリスク管理に役立てばうれしい。
⇒ 具体的には、ここで長期ポジションを構築し大きな利益を狙うのではなく、
前回盆の教訓を生かしワーストケース(ナンピン→レバ上昇→ロスカット)の方をケアされたい。
前置きが長くなったが、
下に「GBP/JPY週足チャート」を示す。
10/15、240円台で反落したことにより、
数あるチャートパターンの中でも最も信頼されるフォーメーションとして知られている、
ヘッドアンドショルダー※を形成した。
※ヘッド:7/20 、ショルダー:1/23 & 10/15 、ネックライン:3/6 と 8/17 を結んだ線
※参照
典型的な天井の形成パターンだけに、
大きなトレンドの転換点に見えなくもない。
もしこのネックラインを割り込んできた場合の計算値によるターゲットは、187円台という恐ろしい値となる。
追記すると、このショルダーは、1998年の天井の値とも一致する。
(=240円はかなり重要な数字ということ)
当然ここまでの下落はないとは思うが、想像を絶する事が起きるのが相場。
一応頭の片隅に入れておいてほしい。(レバを上げそうになったときの抑止力になります)
下に「GBP/JPY月足チャート」を示す。
(点線四角部が上記週足チャートに対応)
こういった長期のチャートを見ると、現状がかなり高値圏で推移していることが簡単に見て取れる。
2000年1月9日の148.20を大底とし、そこからほぼ一方的に上昇してきた。
その上昇トレンドが、
2006年1月からのアクセレーションで、本年7月20日251.07で天井を打ったようにも見える。
4年間(2002-2005)で2000pの上昇に対して、2006-2007夏までの1年半でなんと5000pも上昇し、
これを同一期間で比較すると上昇率としては5倍となり、天井圏でのヘッドアンドショルダーをより目立たせている。
2007.10.23 12:30
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