ちなみに先週22日にも緊急会合で75bpの利下げを決定したばかり。
今回の利下げ局面を振り返るとFOMCは、
・2007年9月18日に50bpの利下げを決定して以来、
・2007年10月30−31日の25bp、
・2007年12月11日の25bp、
・2008年1月22日緊急会合の75bp、
・そして今回の50bp、
合わせて225bp の利下げを行なったことになります。
その緊急度合い?あわてぶり??は上図でより鮮明に確認できます。
声明文では、
「信用市場は、引き続き逼迫した状況」
「0.50%の利下げは経済を促進しリスクを緩和する目的」
と、米株発の世界的な金融市場の信用収縮の対応策として
利下げ対応をしていることを明確にした上で、
「インフレ動向は今後も注視する必要がある」
と引き続き物価上昇リスクにも言及し、現状のインフレ指数を勘案すると一方的な利下げの難しさも示しています。
(今回9名中フィッシャー米ダラス連銀総裁のみが3.50%据え置きを主張しており物価と今後景気の見方により委員の中でも金利政策に関する見解が分かれてくると考えられます。)
現在金利 前回変更値と日付 次回予定日
日本 0.50% 前回25bp利上げ 2/20 次回 2/15
米国 3.00% 前回50bp利下げ 1/30 次回 3/18
欧州 4.00% 前回25bp利上げ 6/6 次回 2/7
英国 5.50% 前回25bp利下げ 12/6 次回 2/7
加 4.00% 前回25bp利下げ 1/22 次回 3/4
豪 6.50% 前回25bp利上げ 8/8 次回 2/6
NZ 8.25% 前回25bp利上げ 7/26 次回 3/6
南ア 11.00% 前回50bp利上げ 12/6 次回 1/31
(出所:各国中央銀行)
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2008.01.31 15:00
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