【南ア】ファンダメンタルズまとめ

先ほどSARB政策金利は事前予想通り、政策金利を11.00%に据え置く事を決定。CPIやPPIが上振れしていることも黙殺?

電力不足と政局不安で、各国に対する南アランドの為替レートの下方リスクが増加しているという。

原因は、
・南アフリカで発生している電力不足により大規模な停電が発生。
 → 鉱山の操業停止にまで追い込まれている。

・南アフリカは世界有数の金生産国で、経済に深刻なダメージを与えそう。
 → 試算すると経済損失は一日約20億ランド(約300億円)。

・さらに、政局も不安定な情勢に。
 → 野党(独立民主党)が政府の不信任動議を提出予定。
   当然否決されるが、これを政局不安と捉えられれば通貨に対して下方リスク増加につながる。

ランドは2007年11月以降下落基調を続けており、昨年10月末の高値17.76円から約17%も下落。
これを裏付けるかのように、ランドインデックスも直近で2003年初頭のレベルまで下値を拡大させている。(ランドの下振れリスク拡大を示唆)
これらがランド下落に拍車を掛けることも考えられ、注意深く見守っていく必要性が増した。



消費者物価指数&政策金利の推移
出典:南ア準備銀行 (SARB:http://www.reservebank.co.za/



南ア推奨に関しては、高度経済成長(内需拡大)、外貨準備金増、レアメタル、高金利、インフラ(ワールドカップ開催)等。
詳細は以下をご参照ください。

■南ア プラス材料
 → 【南ア】エネルギー産業の未来 + IT産業の未来 = 南アフリカ 
 → 【南ア】R&Iカントリーリスク調査評点を大きく上げた南アフリカ 
 → 【南ア】かつては先進国もエマージング諸国 
 → 【南ア】為替市場から見たエマージング諸国 
 → 【南ア】第2四半期GDP減速も通年の強さに変わりなし 
 → 【南ア】南アフリカの通貨ランドについて 
 → 【南ア】資源と南アフリカ 
 → 【南ア】経済状況(3) 
 → 【南ア】経済状況(2) 
 → 【南ア】経済状況(1) 
 → 【南ア】全般 



南ア見送りに関しては、経常赤字(貿易赤字)、貧富格差大(犯罪増)、高インフレ等。
詳細は以下をご参照ください。

■南ア マイナス材料
 → 【南ア】本記事
 → 【南ア】南アフリカの治安
 → 【南ア】金利の上昇こそ、今後の懸念材料!?


2008.02.01 1:00



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