中でもW2Cの主要投資通貨ペア『南アランド円(ZAR/JPY)』は、もちろん円高の影響もありますが、その他クロス円の下落率に比べても大きく下落しています。
不安を完全に取り除くには南アランドの上昇しかありませんが、当方考えうる南ア下落の原因を「こじつけ」てみましたのでご査収ください。 ※現段階での長期的なスタンスに変更はありません。
■ テクニカル要因)
@ ドルザル(USD/ZAR)がチャートポイントをブレイク
上図のように、昨年8月以来となるチャートポイントを上方ブレイク(=ランド下落)しています。
関係としては、USD/JPY↓+USD/ZAR↑=ZAR/JPY↓↓ という状態です。
次のチャートポイント 8.0000 まで狙われる可能性が出てきました。(長期的には逆の予測ですが...)
ついでにZAR/JPYのサポートも昨夜下方ブレイクしました。
A ユーロとの相関
以前より相関性のあったユーロの下落に連動しての下落も一因です。
■ ファンダメンタルズ要因)
B 以前からの懸念事項、インフレ
これは、【南ア】金利の上昇こそ、今後の懸念材料!?、【南ア】ファンダメンタルズまとめ をご参照ください。ファンダ要因では最も怖い材料です。
C 金下落、資源国通貨(一時的な?)売り
NY金先物相場(左チャート)が昨夜大幅続落しました。
NY原油先物相場(右チャート)も反落しており、資源国通貨(AUD、CAD)の売りにも引っ張られた形です。
D 中国寒波による電力不足
E 世界的な新車販売台数の下落
で、自動車生産輸出国として台頭してきた南アフリカにとってはマイナス要因
次回南アのGDPに注目です。
F 世界的な株価下落などでリスク許容度が低下
新興国(当然南アも含む)への投資比率を引き下げる傾向、新興国離れにも大きく影響を受けています。
G 南アフリカの治安
は世界最悪とも。。。これについては以前の記事、【南ア】南アフリカの治安 をご参照ください。
H 政局不安
与党党首(次期大統領)の交代や、野党の不信任動議を提出など。
■ 考察
@について
2006年19.7→14.7、500p下落のその後の動きは、17.8までの回復とレンジ相場への移行となりました。
今回もすでに400pの下落を見せており、今後上昇のためにこなさなければならないチャートポイントが多いことから、18円レンジブレイクには相当のエネルギーが必要です。
ただし、そのエネルギーを蓄えるため(下で買わせて厚みを増すため)の今回の下振りと見れば、今後の上昇傾斜角も楽しみなものになります。
Aについて
2月末までは我慢かも...欧州の金融機関決算発表
Bについて
これは根が深そうです。
Cについて
今だけです...
Dについて
寒波が終わるまでです(笑)
Eについて
先進国についてはそうですが、これからの国々では成長も見込めますので長い目で見れば...
Fについて
そのうち元に戻ります...
Gについて
時間がかかりそうです...
Hについて
そのうち慣れます...
以上、以前は無かった様々な下落理由をこじつけてみました。
総合的に経済成長の鈍化も言われだしており、まとめてみますと「これだけ長短悪材料が重なれば仕方ないか」ぐらいには思えてきます。こんな時こそ冷静に「日本の将来vs南アの将来」を比較してみましょう。今がどれだけおいしい時期か近いうちには...
2008.02.06 10:30
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ここがてっぺんかーっと 思っていたところがチャートポイントだったのですね。。。。
ぬけちゃったものは 仕方ないです^^;
次なる作戦を。。。
ぶしつけで失礼かとは思いますが、当サイトはクラブとして運営されているそうなのですが、入会させていただくにはどうしたらよいのでしょうか?
あとはランドの下値がどこか?ですね。
チャートポイント 8.0000って、ZAR/JPNの
いくらにあたるのでしょう?
本牧POPPY様 → ドル円が106円キープで13.25円となります。ないとは思いますが、ロスカットの連鎖と皆さんの心が折れることのみが懸念材料です。W2Cメンバーも年内10円割れるとまずいことになります。