最近コメントを求められることが増えてきましたので久しぶりに見てみると...
三角保合を何度も下方ブレイクしながら、8/17安値を割るまでは至らずに踏みとどまり、
新たな三角保合を形成するという、とり方によってはクロス円の底堅さともとれ、
その他クロス円に対する先行指標としての使い道もあるのかも...と考えています。
上図は少し長いスパンで振り返りました。
2006年5月15日につけた67.77を底値として2007年7月24日の97.73をつけるまで図中緑線で引いた上昇相場を形成、
2007年8月17日の74.22をつけるまで底堅い円安ニュージーランドドル高を長期に渡り継続しました。
これにより(特に日本人)投資家は「外貨さえ買っておけば(円さえ売っておけば)儲かる」という安易な投資手法を植えつけられました。
皆さん痛い目にあわされたことは記憶に新しいと思います。(泣)
その後は、2007.10.19 記事でも書きましたように、短期間の大きな変動後の典型的なパターン、三角保合を形成しました。(2350pの奇妙な一致に関しては、もう少しだけ有効かと...)
図中、第1の三角保合は、2007年11月9日の円高で下方ブレイク。
「5月15日安値67.77まで真っ逆さまか?」と思わせましたが、80円を割り込むこともなく上昇。
その後第2の三角保合へと移行し、本年1月16日またまた下方ブレイク。
前回と異なり今度はあっさり80円を割り込み78円前半まで下落を見たが、1月22日を底値として現在に至ります。
教科書通りであれば「三角保合をブレイクした時のエネルギー」は通常こんなモンではなく、
これは円高へのエネルギーが残り少ない(昨年夏以来半年以上継続中)ともとれるかもしれません。
第3(最後?)の三角保合ブレイクは4月中旬以降?で、向きは上?と予想しておりますが、果たして...
2008.02.13 16:00


