現在は逆に1.53ドル台を伺う水準。
一部では協調介入の噂まで流れているにもかかわらず、その関係は永久に続くようにさえ思えてくる。
上図はユーロ圏と米国の政策金利とその差を、EUR/USDレートと共にプロットしたグラフである。
赤の棒グラフで示すものが「米金利」、青が「欧金利」、折れ線グラフがEUR/USDレート推移である。
青色のみ表示部分が欧金利が米金利よりも高い期間(とその幅)。赤色のみ表示部分はその逆である。
図中最初の金利差逆転は、2001年4月。
その後のEUR/USDレートの動きは、一旦レンジ期間を置いて2002年2月から転換。
2005年1月まで続く大きな上昇トレンドを形成した。
2回目の逆転は2004年11月で、前記を頭にすぐに反応(下降トレンドへと転換)したが、
2005年11月を底に、すぐにもとの長期上昇トレンドへ回帰。
今回3回目の逆転は2008年1月となっている。
これまでの動きを踏襲すると仮定した場合、上図金利とレートの関係のみからは、さらなる上昇を加速、継続していく可能性がある。
長期スパンでみても、さすがに行き過ぎ感が漂ってはいるのだが...
個人的にはEUR/USDの下落を望んでいる一人ではあるが、まだ手を出されていない方には「安易なショート戦略」への注意を促したい。
2008.03.06 14:00
P.S.
本日(2008/3/6)日経新聞で気になる記事がありましたのでご紹介します。
・分別管理(金商法に規定)が出来ている業者が全体(120社)の59%
・2年以内には30-40社に淘汰(今井氏)