Q.20 証券会社と比べると圧倒的に多いFX業者ですが...

Q.20 証券会社と比べると圧倒的に多いFX業者ですが、なぜここまで増えてきているんでしょうか?
過当競争で潰れていくような会社が出てきて、客に返金できず社会問題になりそうな気がしますが...


A.20 低金利時代が長く続いていることに呼応してFX(外国為替証拠金取引)が解禁されたためと考えます。
浸透はジワジワとって感じでしたが、やはり投資法としてグローバルスタンダードであること、いいものは広がるということですね。

とはいえど、確かに社会問題への発展は否定できませんね。
小さなパイの奪い合い、手数料の割引合戦では経営体力がない業者は退場する可能性が高いです。
昨今、FX会社の顧客獲得競争の激化により、手数料をゼロにしている会社もかなり増えてきましたし、高くても往復で10銭程度となりました。
一昔前からすると考えられないほどの安さです。

今と比べるととんでもないレベルですが、FXが始まった当初は、手数料1円(片道50銭)のところもあったほどです。
今でも外貨預金は往復手数料2円(最安のペア、ドル/円の場合)ですから、当時はその半額というのを売りにしていたものです。


投資家の方々には、手数料無料やスプレッドゼロ、数百倍の高レバを謳い文句に初回入金等のハードルも下げている業者での取引はあまりお勧めできません。
これは投機的な行動をとる口座が飛躍的に増えることによるサーバー負荷といった問題が常に付きまとうからです。


目先の手数料やプレゼントなどに釣られて安易に業者を選ぶと後で痛い目にあう事になりかねません。
前記に加え、資本金や自己資本比率、歴史、ミッションなどもしっかり見極めたいところですね。
他にも、財政基盤、信託保全の中身、コンプライアンス(法令遵守)、情報公開、経営者、等々。。。


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2007年・・・
業界の信用を失落させる事件が多発しました。(今年以降も続く可能性が高いと考えます。)

●システム障害
・11/16  楽天証券 業務改善命令。(x2回)
・12/27  新日本通商 業務改善命令。

●不招請勧誘
・02/20  インタープラスト 1ヶ月間の業務停止命令。
・06/21  朝日ユニバ−サルFX 業務改善命令。
・06/27  エース交易 1ヶ月間の業務停止命令。
・10/23  フェニックス証券 業務改善命令。

●顧客資産流用
・10/22  エフエックス札幌 6ヶ月間の業務停止命令 。→ 債務超過で破産。
・11/09  アルファエフエックス 6ヶ月間の業務停止命令。→ 債務超過で破産。
・12/03  日本ファースト証券 6ヶ月間の業務停止命令。
・12/07  ユニバーサル・インベストメント 6ヶ月間の業務停止命令。
・12/27  国泰キャピタル 1ヶ月間の業務停止命令。

 → 2008.03.06 P.S.参照

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