デイトレードやスイングトレードと呼ばれるものから、ポジショントレード、中期トレード、長期トレードなどさまざまな呼称があります。それぞれメリットとデメリットがあり、一概にどのトレード期間がよい等の議論にはなりせん。
例えば、スイングトレードは、デイトレードに比べより大きな値幅を狙いポジションを構築することになりますが、メリットとしましては、
などがあります。
@スプレッド(売りレートと買いレートの差)や売買手数料のトレードあたりの比重が小さいこと
A局所的なレートの急変の影響を受けにくい、
B利幅が比較的大きい、
Cチャート画面に付きっきりでなくてもよい、
D買いポジションではスワップ金利も受け取れる
逆にデメリットとしましては、
などがあります。
@資金回転が悪い、遅い、
A損切りを大きめに設定しなくてはならない、
Bデイトレードと比べると損したときに損金が大きく、
C多少資金的な余裕が必要で、なおかつ
Dデイトレードに比べ資金管理がシビアで、大きなレバレッジをかけにくく、
E売り(円買い)ポジションを持つときにスワップ金利の支払いが生じる(売りポジションが少し持ちにくい)、
一方、デイトレードでは、その日中に比較的小さな値幅をトレードすることになりますが、メリットとしましては、
などがあります。
@小額資金で取り組めることや、
A資金回転が速い、
B損切りをタイトに設定できる、
C経済指標の発表を活用したトレードができる、
Dときにレバレッジを大きめにしたトレードができる、
E短期トレードにため、スワップ金利を意識しないで売りポジションが持ちやすい、
また人によっては日々のトレード自体を楽しむことができることもメリットとしてあるかもしれません。
デイトレードのデメリットとしましては、
などがあります。
@スプレッドや売買手数料の1トレードあたりの比重が大きいことや、
A局所的なレートの急変の影響を受けやすい、
B利幅が小さく、
Cいつ変わるかわからないレートの動きを追うためにトレード画面に張り付きになりやすい、
また機敏で高度なテクニックが必要なことも挙げられるかもしれません。
中長期のトレードなると、前記に時間リスクが加わり、前述のスイングトレードとデイトレードのメリット&デメリットがより強調されることとなります。
「どのトレード期間がよい」ではなく、トレード期間ごとのメリットとデメリットを充分に把握し、そこにライフスタイルも加味して、複合的にトレード期間を決定する必要がありそうです。