南アランド/円(クロス円)の今後の展望

昨日も引き続き ドル/円が103円手前まで上伸するなど、ドル/円でのドル買い円売りによりクロス円も軒並みの大幅高となりました。


4月1日ロンドンタイム以降、急激にこれまで溜まったストレス(円ロング短期ポジ解消)を吐き出すかのような円安の流れ、
昨晩のバーナンキ議会証言で初めて飛び出した「リセッションの可能性」発言にさえも反応は限定的で、円買い報道へのリアクションはかなり鈍いように思われます。


      04.03 10:30         04.01 20:00 
  

上図は、4月1日夜と、本日の南アランド/円 週足チャートを比べやすく並べたものです。
一目瞭然、ランド/円も前記にもれず大きく上昇してくれました。ホッ


その数値に関して詳しく見てみますと、

   04.01 20:00  → 04.03 10:30
 ■レート:12.36-42 → 13.05-13 +70p
 ■ストキャス(MA13週):9.87 → 11.44
 ■乖離率(MA13週):-9.37 → -4.69
 ■MACD(6-13週):-0.8029 → -0.7919

と、大きく円安方向に傾斜していることが見て取れます。


MACDを例にとっても、週足(このレベル)でのゴールデンクロスは、
3年間で5度程度しかなく、かなり強いサインと考えていいのかもしれません。

これらメジャーなテクニカル指標が、週足で同時に買いサインを出すことはめずらしく、あらためて現状の異常な大相場っぷりがわかります。


とりあえず、週末調整や来週の反発を加味しても、中期的にはある程度の円安を期待できそうな感じですが、(短期ショートポジションが手仕舞うしかない状況になると予想)


一応、以前から報告してきましたサイクル論での日柄(4月2週目)あたりまでは、今回の上昇が急激なこともあり、積極的な中長期用ポジションの構築は避けたいと考えています。
  過去記事:2008.03.23
  過去記事:2008.03.18
  過去記事:2008.03.26

2008.04.03 11:30

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