一方は、為替差益(=キャピタルゲイン)を狙い短期間に売買を繰り返す者、もう一方は長期間投資することにより金利差による利益(=インカムゲイン)を狙う者である。
これらはよく『投機』と『投資』という短い言葉で使い分け、表現される。
これらが全くの別モノという前提で、よくいわれるのがリスク管理の違いである。
投機行動(トレード)はルールで、(スワップ)投資はレバレッジでリスク管理するというのが一般的、公知の事実である。
ex.長期投資にはストップ注文を設定しないが、短期トレードには必須。
ex.長期はテクニカル分析よりも、どちらかといえばファンダメンタルズに傾倒して戦略をたてるが、短期トレードには通用しないことが多い。
これらを踏まえ、標題の最終的な結論としては...
「一貫性は確率が機能して達成される」(出典:ゾーン — 相場心理学入門 )
ということらしい。
ひらたく言うと、つまり、ミクロレベルでみた投機行動のそれぞれには、確率的な優位性(集団的パターンを各種テクニカル分析ツールを使い発見すること)が必要であり、
マクロレベルで、その(恒常的な)可変要素が存在することを認めた上で、前記確率的優位性に信念を持って、十分な回数繰り返すこと。
まずテクニカル分析(相場心理学を含む)を使いこなせて、はじめて一回一回のトレードに勝利する確率を5%上昇させ、トレーダーとしてスタートラインにたてる。
そして次に来るのが、それらを信じて愚直に繰り返すこと。これがもっとも難しく、ここが相場に永く残れるか退場を余儀なくされるかの分かれ道となる(らしい)。
トレーダー(相場師)として一貫した成功を収めるために...2へつづく
2008.05.31 12:00
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